昔のまんが

外皮を剥き捨てて、果物を味わう方法

獅子文六の「丸の内芝居見物」*1に、敗戦から数年たった頃の都心の劇場の様子が描かれていたので、ちょっと引用します。 (帝劇で文楽の人形浄瑠璃、日劇でエノケン一座、日劇小劇場では裸レビューを見物) エノケンと文楽は、「外皮を剥いて食うべき果物」…

アンモニアと、藤田嗣治?(と、コクトー)

「首出せば 朝の秋風 アムモニア」 *1 肥料をまいている畑。それを眺める藤田嗣治的な風貌のおヒト。 (関連話題 「honey bucket」の時代 id:NARASIGE:20060423) 昭和10年ホームライフより、コクトーがはじめての日本訪問をした時の写真。 右から玉錦関、堀…

おQ

2011年の土用の丑の日は、今日。 毎年、土用の丑の日には各地のお寺で「ほうろく灸」という暑気払いの行事が行われています。 ■自分でする人は火の取り扱いに注意(昭和6年 川柳漫画全集 細木原青起) ■おQの方が、有名になってしまった例(昭和3年 現代漫画…

手をたたく

「笑ふとき 雛妓(おしゃく)は無駄な手を叩き」*1 手をたたくリアクションの元祖? *1:昭和5年 ウルトラじんた

日比谷公園

先日、日比谷公園のオクトーバーフェストにはじめて行ってみました。薔薇も咲いているし、ほとんど天国。自分は今日、この日のために生まれてきたのかも、と思うほどの…。 ■そんなオクトーバーフェストの会場に行くまでに、ツルの噴水がちょっと目に入りまし…

洗濯ラッシュ

*1「にわか照り 尻で押し合う 井戸の端」 梅雨の晴れ間に大あわてで洗濯する人たち。ものすごーく薄着です。写真にも絵画にも残りにくいタイプの、日常すぎる光景。これは漫画だから茶化して描いてありますが、実際はゴーギャンの絵みたいだったかもしれませ…

憧れの☆すべすべカカト

■みんなが着物姿だった時代は、ほとんどすべてが人力だった時代。家事も重労働でした。 「白足袋を 脱げば矢張り 下女の足」 下女の足のふくらみ具合、アカギレ具合がものすごいです。職業によって体つきに大きな違いが出た時代。 【関連話題】 私のサイトか…

チェンジリングの時代

アンジェリーナ・ジョリーの「チェンジリング」は1928年が舞台。その頃、日本は昭和3年でした。 日本中にツィゴイネルワイゼンの大楠道代的な洋装が満ちていてほしいものですが、なかなかそうはいかない。(当時の日本では、銀座でさえ着物姿の人が99パーセ…

和の通信手段

■和(笑)といえば、伊右衛門一家。 しかし、たまには、こういう一家もCMになるといい。もっくんはフンドシ姿で☆ 夕方、遠くのだんだん畑でお父さんは「肥柄杓」をふり、本日の仕事終了、を告げる。それを見た子供は、お母さんの「ゆもじ」を竿の上に振って…

衣替え&太陽暦

■太陽暦の施行はわりと新しい。っていうことは、「太陽暦の10月1日」に衣替えっていうのも、けっこう、新しめの習慣なのでは。 (柳田国男のいう*1「よく老人達が 古いしきたりだ改めるわけにはいかぬ と力んでいるものの中にも、文化文政の100年以降、甚だ…

美人と冷え

美人売り子に男性が群がりチヤホヤしています。*1 左のオジサンのセリフに「冷えちゃいけないよ」というのがあるの、わかりますか? こうサラっとオジサンが言えるのは、この時代だからなのかなぁ。 “冷える→難産→命の危険”(id:NARASIGE:20070111)みたいな…

バスの女車掌・「仮面の告白」

三島由紀夫の「仮面の告白」で、昭和初期の少年の話題の的になっていた、女車掌の制服。 男性にしかに興味のない主人公だから、体にフィットした女車掌の制服を見ても肉感的な魅惑を全然感じることができない〜〜というあれです。 ↑乗客の皆さん、注目しすぎ…

血行が悪いと、桶屋がもうかる

昭和5年頃の大阪、中之島の公会堂のベンチが石造りだといって怒っている青年の図です。*1 驚くべきことに、中之島の公会堂の前にあるベンチは石造りなのだ。あんなものに腰掛けたら、1時間で痔を患つてしまふだらう。まさか、大阪市役所は肛門病院と結託して…