ドクターイーブルの息子

ドクターイーブルの息子、セス・グリーンが子役として出ている「ラジオ・デイズ」(ウッディ・アレン)。

以前、セス・グリーンの幼い顔だけ確認して返却し、今回もう一度よく見てみたら、これ、戦時中(ラストが昭和19年の新年)の話しなんですね。気づくの遅すぎですね。恥ずかしい。

明るく豊かなので、なんとなく1950年代くらいかなと思っていた。“子供の目からみた夢のような世界観”というのを差し引いても、戦時下のノリが全然違う。日本が国民服着ていた時代に…。

ウッディ・アレンは昭和10年生まれ。「アニー・ホール」のオープニングも自分の子供時代からはじまっていたと思うけれど、日本の場合、昭和10年前後生まれの人って、お洒落な恋愛映画を子供時代からスタートしにくい気がする。(←耐えがたきを耐へ〜、ギブミーチョコレート〜)

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■画像は、こちらから

獅子文六全集4巻の「おばあさん」。ちょうど「ラジオ・デイズ」の時代に書かれ(昭和17年〜昭和19年5月連載)、ほんの少し前の昭和16年をふりかえるという形になっています。
「日清日露の両役をマザマザと経験している」明治生まれのおばあさん(ハムテルのばあさんっぽい)が主人公で、ストーリー自体はのどかなんですけど、なんだか、こわい。

日本が、

ズルッ

ズルッ、

ズルッ、ズルズルズルッー

と変化していく様子が、にじみ出ていて。

今だと「へえ、オースティンパワーズは1997年かあ。10年なんて、あっという間だねえ」ですが、当時の日本は恐ろしいスピードで回転中。。。