これは1967年の平凡パンチ、若い男の子に着物をすすめる特集です。
「粋→☆☆に着込んだら、スーツとは違った男の魅力が生まれてくる。だから街へ出れば思いがけないロマンスにめぐりあうこともあるわけ」という解説がついていました。
キモノ特集の次のページは、極彩色。1967年なのでね!
■これを眺めていたヤングが、40年たった2007年、サライ世代に。
今月のサライは、【男の粋→☆☆をまとう「着物」入門特集】です。
「着巧者に学ぶ・購入の流れ・揃えたい一式・着こなし・畳み方」みたいな。
着巧者って・・・・。
正月になると、熟年男性誌でキモノ入門が繰り返されてるけど、40年間、きものが一般に全然浸透してこなかったのが、ある意味すごいなぁ!!
女性と違って、男性の場合は銀幕スターに手本になる渋いアニキが(ヤ○ザやサムライ以外で)とっても品薄というのが、辛いところです。
たとえば、「工藤ちゃんが愛用していた兵庫帯」とか、なさそうだし。
■また「いなせな帯結び」など独特の用語にも、一般に浸透しなかった遠因がありそう(?)
日本男子たるもの「いなせ」のニュアンスも体得できていないようじゃぁ…的な圧迫感の漂う誌面を見ると、demiさんの書いてた、料理初心者が挫折しがちな要素
最初から堀井和子とかのおしゃレシピに挑戦して死屍累々
を連想します。
■あと、生まれつき料理のカンの鋭い子がいるように、いなせ…も、ある程度、世襲制というか、いなせ遺伝子があるのでは。