劣等感からはじめよう

久世光彦の「昭和恋々―あのころ、こんな暮らしがあった (文春文庫)」より、終戦直後の銀座交差点でイケメン進駐軍が交通整理をしていたのを目撃した森光子のエピソードです。


ちなみに当時の銀座4丁目は空襲で丸焼け、三越の鉄骨もムキだし。(画像はコチラから

営業している店もなく車も走っていない銀座で、なぜ美男が交通整理をしていたかというと…

敗戦国へのデモンストレーションに違いない。戦後日本でも人気のあったタイロン・パワーが、この写真と同じ場所で笛を吹いているのを、森光子さんが見たという、嘘みたいな話があるが、ほんとうである。

背が高く、足が長く、ルックスのいい兵士を選んで、ここに立たせたというのだ。日本の戦後はこのように、劣等感を持たされることからはじまった。


森光子さんが見たというタイロン・パワー氏。(ほんと?)

OCEANS (オーシャンズ) 2006年 12月号 [雑誌]

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■ファッション誌ならともかく、家族のライフスタイル提案みたいな雑誌の表紙が↑こうだと、あれーまだ銀座4丁目は焼け跡ですかー?という気分になる。