ふりかえれば、「和」

九段会館(軍人会館)のように、ビルと瓦屋根が合体した(霊柩車的)のを「帝冠様式」というそうです。

その和テイスト建築は、戦争に向かう時代ならではの政治的な何か…から生まれ出たものと思われがちだけど、実はそうでもなくて、当時、単に建物を日本風にするのが流行りだったらしいですよ、と書いてある本が「戦時下日本の建築家―アート・キッチュ・ジャパネスク (朝日選書)

私は、軍人会館というくらいだから、“貴様ーッ!歯をくいしばれ!日本人なら瓦屋根だッ!”とか、なんとなく、そういう流れでデザインされたのかな?と思っていました。

(戦争で中止された「幻の東京万博」も、メイン会場は極端に日本風・竜宮城風。なので、きっとこれも戦争の気分が関係しているんだと思ってた…詳しくはコチラ

■ということは、今後、日本がまずい方向にすすんでいったとしたら…22世紀の人が歴史をザックリふりかえった時、「21世紀のはじめ頃って、日本を見直そう、という本やサイトがいっぱいあったらしいね。キモノとか和食とか。やっぱりねぇ?」と囁かれてしまうのかな。

(画像は神奈川県庁本庁舎・昭和3年・帝冠様式