これは、1968年koreaです。農村部の人が頭の上にのせて運搬。
http://www.mishalov.com/korea768/pictures/korea768-21.html
http://www.mishalov.com/korea868part2/pictures/korea868-50.html
農村部だけでなく、タウンの雑踏の中でも頭の上にのせています。
http://www.mishalov.com/korea668/pictures/korea668-39.html
http://www.mishalov.com/korea668/pictures/korea668-45.html
これは1950年代の沖縄。小さな少女が山盛りの荷物を。
こういう、バランス感覚の必要な運び方をしていると、
背中や足腰の筋肉が、小気味よく発達するだろうなー
■日本で、多くの女性が発達した筋肉をもっていた時代、「そんな筋肉の存在なぞ、知りません」という体格に、デカダンな希少価値があったような気がする。
「私たちは、汗かいてモノ運ぶとか、そういうルールとは違う世界に生きているのです…」と、ほのめかせる体格。
たとえば夢二の絵とか。絶対頭の上にのせて運べない。
「流れる」でクロウト役の山田五十鈴サンの動きも、頭の上に荷物のせられない感じですよね。(「女ひとり大地をゆく」みたいな映画だと、スポーッ、と立っていて頭上運搬も可能な風情)
森茉莉がくりかえす、“お茉莉は、若い時からよく転んだ。モイラは動作がのろい”というエピソードも、転んでも笑って許される家庭環境あってこそ?