■東ノマディック美術館(Ashes and Snow/グレゴリー・コルベール)。最寄りの東京テレポート駅に、しゃがむ青年が1ダースほどいたのが印象的でした。
六本木ヒルズの「ル・コルビジェ展」でも、修学旅行の女学生達(善良そうなタイプ)が、スカートを黒い翼のように広げ、しゃがんでいたのがココロに残りました。
■「日経おとなのOFF」などの「身につけたい、和!の、しぐさ特集」ではあんまり扱ってもらえないであろう「しゃがむポーズ」ですが、伝統はしっかり受け継がれているようですー
(「怪奇大作戦」の中で、クールな岸田森も、このポーズで煙草すうシーンがあった。)
■この本によると、縄文時代の人の骨は、スネとカカトのジョイント部分が「しゃがむ」のに適した形になっていたそうです。日常生活で「しゃがむ」(蹲踞)ことがとても多かったらしい。
「ナチョ・リブレ」の、ジャック・ブラックの相棒のように、力強いしゃがみ方(次の瞬間には、ものすごいジャンプ)をしていたのでしょうか。
■どのサイトか忘れたけど、電車の床にのんびり座り込んで携帯をかける少女達を
「彼女たちの座り方は、平和な南の島のナチュラルな姿であって、
電車だの携帯だの、彼女達をとりまく環境の方が、勝手にドンドン変化してしまったのだ」みたいなことが書いてあって、妙に納得しました。
六本木ヒルズも、東京テレポート駅も、日本が南の小さな小さな島であったことを忘れたいんだろうなあ。
(画像は、この本から)