ワカメスープの、ちから

大正生まれの助産婦さんの話。*1

朝鮮半島出身の人のときは、忘れられないね。お産がはじまると、脱脂綿買うよりも先にワカメと鳥を買いにいくのね。おっぱいを出すために、鳥一羽と、ワカメを大きい鍋でグツグツ煮るんです。だけど、あれは理にかなっていましたよ。お乳の出ない人はいなかったですよ。

私、とっても忘れられないね。それは、利口なやり方なんです。お産がはじまったら、栄養のものを汁もので、たっぷり食べさせるとおっぱいが出るというのは、やはり一番考えているんだね。教わりましたよ。

私を呼びにきて、私を置いて…行くとすぐに、自分がもうその買い物に行っちゃうの。買ってきたのを見ると、ワカメと鳥よ。

すごいなあ。ワカメ。

韓国の「産後ケアサービス院」(←急成長の新ビジネスだとか…出産後の体調回復のための施設)では、やはり「1日4食の食事は、産後の肥立ちと母乳授乳を考えられた韓国伝統料理。昔ながらのワカメスープは毎食出る。」とのことです。

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*1: 「女性のくらしとその時代」立川市教育委員会