銀座がショコラティエ……の街になる前


この本には、銀座の大通り(←裏通りじゃなく)に、ドカンドカンと大型キャバレーが*1あった時代の話がいっぱい。

ハウスオブ資生堂の「ギンザの、今と昔……」的な展示に決して登場しないエピソードが多めですな。資生堂の目と鼻の先の出来事にも関わらず。


昭和23年頃までギンザのキャバレーには正体の聞けない客(ヤミ屋&米軍物資の横流し)しか来なかったことや、M坂屋の食品売り場がそっくりワンフロア1000坪の巨大ダンスホールだった話など。全体に、たいへんガハハな本です。


画像は現在の銀座8丁目、博品館のところ。オリンピック開催直前にオープンした「ハリウッド」。

*1:この本によれば、昭和30年代前半まで、キャバレーといえば「大きな店」を意味していたそうです。広いダンスホール・ステージ・生バンドがセットになっていたため大きな店になっちゃう。当時の音響技術では100坪以上の店では生バンドじゃないと音が届かないのだとか。