日本領時代の樺太(サハリン)で少女時代を過ごしたオバアサンから聞いた話。
「子どものころ、親の仕事の関係で樺太にいました。
樺太の雪道を、キツネが5匹ほど、立って、ピョン!ピョン!歩いていたんです。キツネが1列に並んで、立って、ピョン!ピョン!と。
(ここで彼女は実際に跳んで見せてくれた。手は「前へならえ」のキョンシーのような形にして。)
私は八王子に住んでいます。
このキツネのことがあったから、今も八王子そごう屋上のお稲荷さんにお参りしています」
そう、オバアサンはキツネの記憶のために、21世紀になっても「八王子そごう」屋上のお稲荷さんにお参りしてるのです!!(※ちなみにこの女性は不思議ちゃんという感じではなく、長く仕事を続けていた雰囲気のキビキビした人でした。)
「八王子そごう」という現実が、ちょうどイカリの役割をしているスピ話でした。
ちなみに船の画像は、戦前のサハリン行き船のポスター。他にも船旅のポスターいろいろあります。
▪️flickrでサハリン検索したら出てきた写真。
古代の円柱に寄り添う青年・・・?と思ってよくみると、影が「鳥居」だった。奥の方にも、鳥居。
▪️↓サハリン寝台車の上段ベッドに寝るために、稚内でロープを買う話が面白い。(ベッドに転落防止の柵やベルトが無いから)宮脇氏によると、上段ベッド転落防止には六尺ふんどしを張りめぐらすのが最良で、つぎに良いのは兵児帯なのだとか。六尺ふんどしを「張りめぐらす」って、おカイコさんみたいだなー
- 作者: 宮脇俊三
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