蝶の一生を、終わりの方まで書く

ザ・ラスト・ワルツ―「姫」という酒場

小説も書く銀座のママ、という肩書きに滅入っていた山口洋子*1さんの本。


画像は、1960年代末の「姫」のホステス達。右奥が、山口洋子。この写真の着物姿をはじめとして、他の写真の美人ホステス達も、意外なほど衣紋を抜いていない。首まわりピッチリ♪


日本が急激に成長する時代、夜の銀座で凄まじい華やかさを体験をし
49歳で多忙のツケがきて大病→→バターン!!!!と倒れる山口洋子氏。


前半のパワフルぶりもすごいけれど、健康に破綻が来た時の倒れっぷりも、ものすごい!



夜の蝶とか、銀座ママを題材にした映画って、「蝶」の一番綺麗な時期だけを切り取って、
「ヨルの哀しい女。哀しいけれど、そこが何とも美しいんだよなァ〜」みたいなのが多い気がするけれど、
(女優の、旬の美しさを味わうための映画の場合、仕方ないのか・・・)
この本はリアルな「その後」というか、著者の初老以降の、半端無くキツい健康状態・きつい経済状態も書いてあります。

*1:古い形の新幹線と似ていることで有名