佐藤いぬこのブログ

戦争まわりのアレコレを見やすく紹介

温帯のファッション

先日お邪魔した忘年会で、芸能人の美容整形が話題になっていました。


“美容のために人工的な詰め物、加工などしている人は、火星のコロニーに移住する時に困るだろう、そういう細工は、地球という星の一定の条件下で成り立っているけれど、他の星に行ったら(気圧とかの関係で)こわい形状に変形して整形がバレるのでは…”と。


そんな壮大なスケールのお話に笑った。



■ところで、日本の「暑くても寒くてもやせ我慢」のお洒落美学ですが、
これも日本が基本、温帯の星だからこそ…?と思いました。


21世紀の、日本という星の特別な条件下(温帯/エコとか言いつつ湯水のように冷暖房*1/みんな保険証持ってる)で発生するデカダンな装い。


写真で読む 僕の見た「大日本帝国」

↑日本の領土が北から南まであった時代、温帯由来のやせ我慢を持ち込むのは難しいでしょう。(−30度のハルビンで伊達の薄着、とか。)


大泉黒石の「人生見物」によれば、満州の日本人芸者の髪型は、凍瘡のあとが焦げついている耳たぶを隠す工夫がされていたそうです。

*1:江戸っ子や粋筋の人は冷暖房なくてもやせ我慢・・・という言い伝えがありますが、彼らの短い寿命にも思いをはせたいところ

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