■昔の自伝や小説を読んでいると、「オレの女房はハルピンに渡って芸者をやっている*1」「自分は神田生まれだが、京城(ソウル)の印刷工場に奉公に出された*2」みたいな文章に、ちょくちょく出会います。
「ハルピンに」「京城に」と、ひと言で済ませているけれど、昔の旅ってすごく大変だったのじゃないかなー、今はネットで予約するから楽だけど……、といつも思っていました。
■船会社ポスターが大量に出ているサイト*3を知ったのでご紹介。
ポスターのポイントは「君たちが思っているほど、遠くないよ……。船と鉄道の乗り継ぎだってスムーズだし。」という点でしょうか。
中央に「日本海を我らの湖水に致しましょう」のキャッチフレーズ。海を渡るのは大変だけれど、日本海は海じゃない。湖みたいなものですから!と。【拡大画像】
樺太(サハリン)へ。のんきなオジサンでも子供でも子犬でも楽に行けそうなイメージづくり【拡大画像】
樺太(サハリン)行き。船と鉄道の乗り継ぎの良さを強調。「定期船は大泊(コルサコフ)桟橋に繋留し発着共直に鉄道に連絡開始」【拡大画像】