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1年中浴衣◎真夏のドテラ


日本は、南北に細長い。
でも、前はもっともっと長かったことが…
たとえば、樺太サハリン)では真夏の盆踊りでさえ、袷羽織、ドテラ、セル、足袋じゃないと寒かったそうです。


一方、南の地域は暑い。
戸塚文子氏のお母さん(明治生まれ)は、浴衣と台湾が 大好きな人。

(母は)若い時、子供達を、自分の父母にあずけて、台湾にいたことがある。
「台湾はいいよ。いつかおまえたたちのうち、誰かいくようなら、ついてく」
といっていたが、その理由は
「一年中、ゆかたで、いられるからねえ」であった。(ドライママ)


「現代漫画大観/日本巡り(昭和3年)」より樺太の盆踊りです。「日本巡り」という本に、樺太、台湾、朝鮮が入っているのがこの時代。

盆をどりにドテラとは頗る珍なことだがセルと袷羽織で足袋がないと足が冷えるのが樺太の真夏の温度だ。盆をどりは暗闇の中で男女が踊っていた。植民地唯一の楽しみだから警察でも大目に見ている。豊原は首都だけに櫓がけで電灯の下に円陣を形つくって徹宵(※夜どおし起きていること)を踊り抜く。