佐藤いぬこのブログ

戦争まわりのアレコレを見やすく紹介

死因は映画館?


■東京の郊外は雨が雪に変わっています。


モスでは季節先取りの素足少女がお勉強中。足の甲と足首は、ムラサキ色です。勉強一筋できた感じの純朴そうな少女・・・・。彼女に罪はない。


若いうちはいろんなお洒落に挑戦して、痛い目に遭うのが通過儀礼・・・・アラサーになってから冷えTORIや、保険の適用されない治療、玄米など取りかかればいい・・・・という泥縄コースも、遠回りだなぁ〜と思う、日本の2月です。


暮しの手帖社「私だけの映画史/古谷綱正」(id:NARASIGE:20090115)には、敗戦間もない冬、新宿の映画館にガールフレンドといったけれど、しばらくして彼女は亡くなったという話が出てきます。エネルギー不足の時代で暖房がなく、超底冷えのする映画館での映画鑑賞・・・・その結果、彼女の持病が悪化したのではないか、とのこと。


■敗戦後のファッション誌(粗末な紙)には、“アメリカ人って、真冬でも汗ばむくらい暖房きかせて、薄着でいるんですってーー!!”と天国の住人を仰ぎみるような記事が多くて、すごく、すごく、切ないんですよ。


さて、その後の日本はめでたく貧しい時代を脱しました☆


かつて気が狂うほど憧れた 天界の生活を手に入れたのです。真冬でも、ヌクヌクの環境で春の装いができます。


しかし、今度はぎゃくに、湯水のような冷暖房の環境でのみ成立するお洒落って、21世紀的にどうなんでしょう〜ということになってきました。


関係ないけど、築30年の森英恵ビル(原宿)建て替えの計画も、どうなんでしょう〜

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