毎日が35度前後の2010年日本。
テレビで「服屋の店員さんの季節の先取りしすぎについて」特集していました。
「客が真夏のかっこうで店に行っているのに、店員さんが冬物を着ているのは、どうなの…???」という流れの番組だった。
店員さん達は、ブーツや毛皮を身につけて、「私達を見て、季節を感じてほしい」「着ていると暑いけれど、お洒落はガマンですから☆」と話していました。
しかし9月になっても連日の酷暑です。日本人の「涼しさアコガレ」(宇多丸さんの〈ア↑コガレ〉のイントネーションで)、「厚着アコガレ」は、もう極限状態になっているわけで。
そんな、MAXに膨れあがってしまった「涼しさアコガレ」を、冬服を着ることによって、素直に・あからさまに表現してしまうのって、逆にちょっと「ガマン」が足りないとはいえないでしょうかっ。
お洒落さん向けには、もっとすごい苦行スイッチ(聖おにいさん)があるはず…
ここはひとつ、新しい「ガマン」のスタイルをこしらえてみましょう。つまり、「別に、涼しさにアコガレているわけじゃないんだから」と強がってみせる、新しい「ガマン」です。
今までのお洒落さんは、蝉がミンミン鳴いても秋冬モノを着る、という方向でガマンをしてきたのかもしれませんが、これからは「厚着アコガレ」をガマンするというのは、どうでしょう。
苦行スイッチ、オン☆
【関連話題】どんなに寒くても、首筋を見せるお洒落(id:NARASIGE:20080118)
*1:ポールジャクレーのアジアを描いた版画には、暑いアジアの風通しのよさげな民族衣装がどっさりでてきます。