アンジェリーナ・ジョリーの「チェンジリング」は1928年が舞台。その頃、日本は昭和3年でした。
日本中にツィゴイネルワイゼンの大楠道代的な洋装が満ちていてほしいものですが、なかなかそうはいかない。(当時の日本では、銀座でさえ着物姿の人が99パーセント。)
昭和3年=1928年のマンガ本*1では、洋装にチャレンジする娘達が、繰り返しからかいの対象になっています。
庶民の娘の場合、頑張った洋装と背景のギャップがすごいから、漫画にしやすいのでしょう。
帰宅するモダンガール。裏長屋には、鼻水をたらした弟と、目やにだらけの祖母が待っているの図。
「アメリカの活動写真は彼女にとって神聖な学校である」という解説がついていました。後ろにはお櫃が見えます。
アンジェリーナ・ジョリーと同様の職場。ハカマ姿で泣きながら仕事。
*1:現代漫画大観 昭和3年