佐藤いぬこのブログ

戦争まわりのアレコレを見やすく紹介

新築ソックリさん

お友達に「1970年代に出来たビルのふりをしているが、実は戦前に建てられたビル=数寄屋橋のモザイク阪急」の話をしていたら、「新築ソックリさん」という概念…を教えていただきました。




かつてナンシー関が「うしろ髪の長い髪型にジャンボ(尾崎)カットという名称がついたことで、コミュニケーションがしやすくなった」と言っていたけれど、「新築ソックリさん」も、そんなかんじ。



■ソックリさん的な変身と思われる例をご紹介します。これは銀座の大松坂屋。戦前は左側のクラシックな建物の部分だけでしたが、戦後、建て増しして横に長くなりました。工事をしているのが建て増し部分です。
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で、これは左側のクラシックな旧館の部分。右側の建て増し部分にノリをあわせて「当時の、今風」にしているのだと思います。クラシックな旧館は、今ならレトロ!レトロ!と、もてはやされそうですが、昔はそうじゃなかったようで…。手前の英語の標識は進駐軍用。



■ソックリさん施工例。


*1:そのデパートの社史より

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