鉄と「風」


ウルトラマン実相寺昭雄監督の乗り物エッセイ「昭和電車少年 (ちくま文庫)」。


電車や汽車に乗る時に、風や外気を重視しているのが印象的でした。*1


緑の薫風の吹き込む電車や、「都電の窓から頬を撫でる風の心地良さに、身をゆだねたいため」下校時にわざわざ遠回りするエピソードなど。(小松左京の「空中都市008」にも、乗り物の窓から心地よい風がふいてくるシーンがありました。)


さらに、戦時中、父親の転勤で満州に行った際、「あじあ号」が密閉式の空調車*2で落胆する話なども出ています。

*1:今は花粉症などがありますが…

*2:「考えてみれば、砂塵の荒野のただ中を高速で走る以上、空調完備の密閉式にするのは当たり前で、勝手な子供心の感想だったわけだ」

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