お灸とお釜

お灸といえば、せんねん灸を思いうかべる人も多いと思いますが、カマヤミニというブランドもあるんです。普通にドラッグストアで売ってます。

カマヤミニ弱 120個

カマヤミニ弱 120個


「カマヤミニ」って、カタカナで書いてあるから、鎌谷なのか、釜家なのかわからなかった。



で、最近、江東区の人工の川について調べていたら「釜屋堀」という言葉が出てきたんですよ。「釜屋堀」は小名木川横十間川の交差するあたり。


「釜屋堀」とカマヤミニ、関係あるのかしらと思ったら、、、、、意外に関係あった。


釜屋堀っていうと、なんだか、細い、時代劇のセットの川みたいなイメージだけど、昭和初期の写真をみると(土木学会サイトより)、工業の香りがプンプンですね。


なんでも江戸時代、小名木川のほとりにお釜とか鋳物とかの産業が栄えてたんですって。人工の川は、重い材料を運ぶのに適しているし、海路と違って天候の影響を受けないのが良いらしい。


当時のお釜ブランドが滋賀県出身の家系で、滋賀といえば「もぐさ」の産地……そうだ、もぐさ売ろう!みたいな感じで釜屋もぐさができたようなんです。wikiには「釜屋を称し類似品を扱う店が絶えず」とあります。



牛乳屋さんのつくったドーナツ的な、お釜屋さんのつくったお灸……という感じなのかしら。ようしらんけど。↓もぐさの袋の上の方にお釜のマークがある。



三井財閥を築き上げた益田孝の自伝にも、肥料の会社(東京人造肥料會社)を立ち上げるにあたって、やはり「深川の釜屋堀」に工場をつくった、と書いてあった!現在も釜屋堀公園には「化学肥料創業記念碑」があるそうです。

自叙 益田孝翁伝 (中公文庫)

自叙 益田孝翁伝 (中公文庫)


渋沢栄一財団のサイトにも、「東京人造肥料株式会社本工場」といえば釜屋堀だよねーみたいな記述と、工場の煙モクモクの写真が。


(かつて、工場の排煙は公害というより、発展とか繁栄のイメージだったみたいです。id:NARASIGE:20090926)



東京府南葛飾郡大島村釜屋堀
人造肥料は直ちに『かまやぼり』なる語を聯想せしむ、思ふに東京深川釜屋敷なる東京人造肥料株式会社は本邦に於ける人造肥料の鼻祖にして、夙に人口に膾炙し、隠然全国人造肥料業の覇たるの観あればなり。

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