グッバイレーニンの音楽にのせて

私が才能のある映画監督ならやってみたいこと。

それは、グッバイレーニン的な音楽にのせて、広池秋子の「オンリー達」を映画化すること。

「オンリー達」は、「基地そばの下宿のオバさんは見た!」のていで書かれている小説(小説だけど、地元の老人の説によれば作者の実体験に近いとか)、芥川賞候補にもなったそうですよ。敗戦間もない頃、基地の街K市を舞台に、フェンスの中の豊かさを手にしようと右往左往する人たち。特に女性の場合は一攫千金を狙うために、身を挺して!のシーンも多い。映画化にあたっては、陰惨になったり、妙に美化したり、の方向に走りそう。そこをグッとこらえて、グッバイレーニンぐらいのバランスに持っていくのだ。

 

どうしても陰惨に生臭くなるのであれば、グランドブダペストホテルみたいに、おもちゃっぽい乗り物(ケーブルカーとか)などを用い、中和を試みたい。

 

その映画が完成しても(基地の存在のお陰で本当にリッチになった階層の要望で)、ご当地では上映されないかもしれないけどね。