佐藤いぬこのブログ

戦争まわりのアレコレを見やすく紹介

獅子文六

軍需工場熟練工のリッチな花見

*花見への交通手段は、電車なんか使わない!8家族が貸し切りバスで移動。*花見に参加する子供達はおろし立てのセーラー服に金ボタン。母親達は、錦紗やジョーゼット。*花見のBGMは、ポータブルプレイヤーにレコードをかけて。*お花見の弁当の中身は、サ…

 とんでもハップン

■画像は、昭和25年の朝日に掲載された4コマ。今どきの軽薄な若者(やたらにカタカナを羅列)とは会話が成立しないので、“サ○エ、ひとつ通訳を頼むよ”というわけ。 同じ昭和25年、朝日新聞に連載された「自由学校」にも、「とんでもハップン!」「チャージさ…

 東海汽船と林芙美子

■「東京湾納涼船」の、東海汽船創業は明治22年、はじめは「東京湾汽船」という名称で、現在の東京都中央区新川(霊岸島)の会社だったそうです。行き先は、三崎、木更津、千葉、館山、伊豆など。以下、ちょっとレトロなネタを見つけたので、メモします♪■獅子…

 資生堂から海老フライが消えた日

ダンナに解雇されたお妾さんが久しぶりに銀座に出て、資生堂の海老フライをヤケ食いしようとしたら、もはや“ご時勢”のために食べられなかったという話「売家」。(獅子文六全集11巻)実は、このお妾さんが解雇されたのもダンナが浮気したからではなく、「ご…

 健やかな花魁

「おいらん女中」(獅子文六・昭和33年)は、明治時代の吉原の花魁が、真面目な女中へみごと転職した小説。ネットリした情念とは無関係の、ほのぼのストーリーでした。しかも、1年間びっしり「粘膜と粘膜の接触」をしてきたお客さん(エリート帝大生)の新婚…

 流行の力

外国映画で戦中・戦後を描いたモノを見ると、日本のと何か、違う…。戦時下の恋愛を描いていても、平時と同じくらい華があるような気がします。その原因の1つとして、日本みたいに国民服やモンペが登場してないというのもあるのでは?ほら、国民服が出てくる…

資生堂チェインストアが…

昭和16年 「資生堂チェインストア」を「資生堂チェイン」に変更 「資生堂チェイン」を「配給と経営」に変更 (資生堂年表より)「配給と経営」って、資生堂とイメージが全然別モノなんですけど!!!まるで「アニー・ホール」の中に出てくる映画「悲しみと哀…

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