恋がはじまったばかりらしいお嬢さんと話する。
なっ、なんて嬉しそうなんでしょう。なんて綺麗なんでしょう。
ここ1年ほど、激務・ストレス・さらに、すとーかー男のおかげでみるみる痩せ、ぐったりと宇宙空間を漂っていた彼女。
真面目な明るい人が、枯れた花束みたいになってしまって。
それが男の子と出会って環境も変えたら、パワー全開!!!!
その様子は、まるでSFアニメですなあ。真っ暗だった宇宙船の艦内にピロピロピローッと照明がともり、派手なコンピューターが進路を“はじき出し”、艦長が「発進ッ!」と叫び、イケメンの乗組員達が武者ぶるいをして持ち場につく、そんなシーンを思い出しました。
■ところで、宇宙船「女の子号」がせっかく「発進ッ!!」となっているのに、雑誌が無茶なヒールや無茶なナマ足をすすめると、艦内コンピューターの性能が下がる可能性大。
西洋の美女のヒールや薄着っていうのは、それまで築いてきたお洒落文化や、燃える肉食文化の上に連続して成り立っているんだろうけど、日本にはそれがないんだから。
とりあえず、ワールドカップ見たら、実感できますよねー。私らとあの人達は違うんだ…って。(ISBN:4862120040、“私らとあの人達の体は違う。でもどちらも個性、どちらも愛おしいな”という感じの本です。)