私がなぜ「終戦から10年」というカテゴリーを作ってるかというと、その時期にむしょうに惹かれて☆というわけでは全然なくて、その時期のことを雑誌で見かけないからなんです。
たとえば本屋さんに行くと、江戸の粋とか、鬼平が歩いたー、大正ロマン、荷風が歩いたー、という特集はいっぱいあるのに、その「次」の時代が、いきなりゴソッと抜け落ちて空白な感じ。
抜け落ちて、映像がにわかにブヨブヨ〜〜と不鮮明になってしまうのが終戦から10年くらい。
で、そういう大混乱の時代を経て、キモノ伝言ゲームは次の人へまわす時に大きく内容が変わっていった(聞き違い/勘違い含め)可能性があるように思うわけです。
画像は、さざエさん第1巻から。敗戦直後の若いお母さんの髪型に注目しまししょう!オチはまさに「お魚くわえたドラ猫、追いかけて」になる。でもドラ猫のくわえたお魚は「ハイキュウ(配給)」のお魚なのでした。くわえやすい場所に置いてありますねー
(本を立ち読みしたら山口晃氏の好むモノ特集があり、さざエさん第1巻が出ていました。さざエさんの絵はめちゃくちゃ上手いみたいに書いておられた。)