flickrで正体不明の「水の都」を見付けたので、知人の70代女性(中央区生まれ・銀座勤め)に聞いてみました。判明したのは、以下の通り。
左の円形の建物が現在のマリオンの一角(ピカデリー/邦楽座)
川が、西銀座デパート&高速道路
道路は、外堀通り
右のビル群は、プランタン銀座のあたり
ピカデリーに突っ込んでいるように見える橋は、ピカデリー専用橋ではなく、有楽町駅につながっているのだそうです。
数寄屋橋が本当に橋で、下に水があったっていうのは「君の名は」感覚で、わからないでもないのですが、水が西銀座デパートというのは実感しにくい…
【参考】1950年代の、有楽町付近。進駐軍用の観光マップです。銀座伊東屋で、ロンドンやニューヨークの地図と一緒に、"お洒落ラッピングペーパー"として売られていました。
ちなみにこの川(というか、掘り割り)は、三原橋や東京駅八重洲口、聖路加病院、歌舞伎座、浜離宮、東京湾に、グニ〜とつながっていました。
吉田健一が、「東京の昔」で"三原橋(シネパトスの所)の水が上げ潮で動いている、この掘り割りだってテームス河に繋がっている"…みたいに書いていたけれど、私が子供だった頃は殆ど埋められて駐車場になっていた。なのでテームス河に想いをはせることは不可能でした。
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