佐藤いぬこのブログ

戦争まわりのアレコレを見やすく紹介

銀座シネスイッチと、亀戸・平井

銀座の映画館シネスイッチに行きました。


妙に館内が古いのでネットで映画館の成り立ちを調べてみると、シネスイッチを経営している会社(旗興行)は、戦前は江戸川区江東区に多くの映画館を経営していたとのこと。


今の地名でいうと、


亀戸(江東区

南砂町江東区

小松川江戸川区

平井(江戸川区

小岩(江戸川区



にそれぞれ映画館を作っていたのだそうです。


どれも、私が詳しく知らない東京の東側の町。
このエリアに映画館が沢山あったのですねー。


そして空襲で焼けてしまったと。


これらの土地を少し調べてみたら、かつては大きな工場が点在していたようです。今は再開発で公園になったり、団地になったり、モールになったりしているけれど!


今和次郎の「新版 大東京案内」の「大工場」という項目にも、大工場は東京の「本所区」と「深川区」に集中していることが書かれています。


例えば亀戸。亀戸中央公園はもともと日立の工場だったというし、亀戸駅からは貨物線が晴海まで伸びていたし(越中島支線*1)、南砂町には大きな汽車の工場(汽車製造東京製作所)があったというし。


日立のサイトを見ると、日立の亀戸工場と亀有工場を結ぶディーゼルバスが走っていたそうですよ。現在は、亀戸工場も亀有工場も東京都の公園になっています。)


narasige.hatenablog.com

*1:越中島支線のwikiには「1972年(昭和47年)まで沿線(江東区南砂)に汽車製造東京製作所が存在し、製造された車両は専用線を経由して小名木川駅より各社へ向けて輸送されていた。」と書いてある。

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