銀座の映画館シネスイッチに行きました。
妙に館内が古いのでネットで映画館の成り立ちを調べてみると、シネスイッチを経営している会社(旗興行)は、戦前は江戸川区や江東区に多くの映画館を経営していたとのこと。
今の地名でいうと、
亀戸(江東区)
平井(江戸川区)
小岩(江戸川区)
にそれぞれ映画館を作っていたのだそうです。
どれも、私が詳しく知らない東京の東側の町。
このエリアに映画館が沢山あったのですねー。
そして空襲で焼けてしまったと。
これらの土地を少し調べてみたら、かつては大きな工場が点在していたようです。今は再開発で公園になったり、団地になったり、モールになったりしているけれど!
今和次郎の「新版 大東京案内」の「大工場」という項目にも、大工場は東京の「本所区」と「深川区」に集中していることが書かれています。
例えば亀戸。亀戸中央公園はもともと日立の工場だったというし、亀戸駅からは貨物線が晴海まで伸びていたし(越中島支線*1)、南砂町には大きな汽車の工場(汽車製造東京製作所)があったというし。
(日立のサイトを見ると、日立の亀戸工場と亀有工場を結ぶディーゼルバスが走っていたそうですよ。現在は、亀戸工場も亀有工場も東京都の公園になっています。)