昭和11年4月号(1936)の雑誌「ホームライフ」に出ていた広告です。コロムビアレコードの軽量蓄音機。軽量をアピールするためか、若い女性がしなやかに踊っています。
左側の新譜欄に、古関裕而の名前が〜。
古関裕而の昭和史 国民を背負った作曲家 (文春新書)を見ると、この広告の昭和11年時点での古関裕而は、ヒットが出せなかった苦しい時期を抜け、ようやく売れっ子になっているようです。軍歌の量産に入る直前‥‥‥。この時代は世界のフェーズが短期間にグイグイ変わるので、1年の違いが大きな違いになりますな。
↓「青春を讃えよ」には、古関裕而・野村俊夫・伊藤久男、の名前があります。私は朝ドラを見ることができない体質なので(朝ドラが流れたら、瞬時に消す)辻田 真佐憲さんのTwitterで、概要をつかんでます。
↓「愛の揺籠 二葉あき子」。愛のゆりかご、というタイトルから、何となく「愛の水中花」的なものを想像してしまいましたが、清らかな歌でした。
同じ雑誌の優美な裏表紙。昭和11年(1936)時点では、とにかく誌面が豪華で、のんびりしています。しかし、翌年の昭和12年秋から、ぐっと軍国ムード一が強くなります。フェーズ変わりすぎ。