佐藤いぬこのブログ

戦争まわりのアレコレを見やすく紹介

馴染みのない美意識

昔の絵葉書を見ていたら、謎の賑やかさに出会いました。昭和3年(1928)に上野公園で行われた博覧会で、エネルギーが爆発している感じ、金をかけてる感じが伝わってきます。しかし、まあ、馴染みの薄いタイプの美意識です。「なぜか懐かしい」「どこか懐かしい」とか、あまり思えない。

(大礼記念国産振興東京博覧会)北海道館 | 京都大学貴重資料デジタルアーカイブ

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↓塔の上の丸い造形物が、謎。

(大礼記念国産振興東京博覧会)正門より大礼記念館を望む | 京都大学貴重資料デジタルアーカイブ

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 樺太館。プチ築地本願寺みたい。

(大礼記念国産振興東京博覧会)樺太館 | 京都大学貴重資料デジタルアーカイブ

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すごく大きな建物。上野公園での博覧会が終わったら取り壊すだろうに、この大きさ。

(大礼記念国産振興東京博覧会)大礼記念館 | 京都大学貴重資料デジタルアーカイブ

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この博覧会(昭和3年・1928)と同じ時期のデザインの本です。博覧会はこの仲間なのでしょうか?懐かしさを感じにくい美意識つながり。

From the Collection: The Complete Commercial Artist (現代商業美術全集) – Letterform Archive

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ふと思ったのですが、昭和3年のこいういう美意識をザブンと浴びた子どもが、大人なってそれを映画化したことってあるのかしら。例えば「オースティン・パワーズ」のマイク・マイヤーズが「1967年」を30年後の1997年に再現したような…。

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narasige.hatenablog.com

 

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