「スピってる?」祖父の遺品から見つけた漫画
先日、祖父の遺品箱から、古い漫画の原稿を発見しました。はじめにおことわりしておくと、祖父は漫画家ではありません。医者でしたが、本人が超病弱・貧乏だったんです。なので、この漫画は祖父が集めたものではなく、患者さん経由でいただいたものではないかと推測しているところ。
ここ十数年、私は昔の漫画を集めているので、このドンピシャな発見に「おっ、これがウワサの『スピってる』現象?」などと思ってしまいました。(『スピってる』は、時事芸人プチ鹿島さんがよく使う用語です。)
以下、今回見つけた漫画をご紹介しましょう。「大陸」が描かれているものが多かった。かつての「大陸」を考えるとフクザツな気持ちになりますが、こういう時代もあったということで参考までにアップしてみます。
▽せんば太郎
▽せんば太郎
▽「大陸」のメモ有。おじいさんが新聞のニュースで喜んでいると…。(白路徹)
▽こちらにも「大陸」のメモ有。「氷った魚 デバでは切れないので のこぎりで切るんですよ」(白路徹)
▽「寒がり大人」(白路徹)
▽「風強き日のたこあげ」(白路徹)
▽裏面に、3コマ目のセリフについてのメモがありました。「笑で書きましたが不都合があれば改めてください」(小池茂)
以上、祖父の遺品から見つけた漫画の一部でした。 祖父は早死にだったから会ったこともないけれど私が好きな画風の漫画を残してくれてありがとう!と天に向かって言いたいです。
▽【参考】「支那大陸に正義の戦をすすめている日本軍」の図。