■大正時代、小樽で過ごした女性(おっとりした推定90歳代)と話す機会がありました。
小樽は寒くなかったですか?と聞いて答えてくれたものを以下に。
脚絆をはいてたから。脚絆は自分で作ればいいのよねー。縫ってヒモを上と下に2本くらいつければ。メリンスで作ったのよね。メリヤスじゃなくて、メリンスね。花柄とかで。
脚絆はいて歩くとき、(着物の足さばきは)平気でした。慣れでしょうねー
足袋は、足袋をはいた上にコール天の足袋カバーをはいてたわねー。「絹天」っていうのもあったわねー。
衣替えは、まあ自然にねー。6月1日じゃなかったわねー
■脚絆の図。北海道デジタル図鑑より、毛布を切って脚絆にすることもあったようです。
■画像は、昭和初期、モガが洋装で外出しようとしたら、お祖母さんに見つかってしまい「洋服じゃ寒かろ」と羽織&脚絆を押しつけられている図。詳しくはコチラ。