横浜の博物館で購入した「復刻 よい子の交通双六」
昭和20年代、横浜市警察が交通安全のために子ども向けに作成したものだそうです。なんとなく見ていたら、ガソリンスタンドにCALTEXの文字が。
拡大するとこんな感じ。スゴロク全体の戦前感に比べて、ここだけフィフティーズの香り!WikipediaによればCALTEXは、California Texas Oil Companyなのだとか。(似たような星マークの系列?会社にTexacoというのがあります。映画「アイリッシュマン」冒頭に出てくる田舎のガソリンスタンドはTexacoでした。)
↓こちらは、ドイツの1950年代CALTEX。
↓これは SF映画「宇宙人 東京に現る」(昭和31年)のガソリンスタンド。謎の星が地球に衝突するニュースを聞くためにガソリンスタンドに集まってきた人々。(モービル石油の看板下にスピーカーがある)。この映画、他のシーンは戦前と変わらない風景なのに、ここだけがフィフティーズでした。敗戦から10年では、まだピカピカのビルが乏しい。若々しいシーン作りのために鮮やかなガソリンスタンドが採用されたのではないでしょうか。
↓ 上記「宇宙人 東京に現る」は昭和31年ですが、さらに数年前はガソリンが不足のため、砂利を積んだトラックが建築現場まで辿りつけないケースも多かったようです。その時、デビュー前の力道山が活躍したというお話。