死の恐怖と、散財

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基地の町で飲食店をしていたお年寄りから聞いた話です。

(米兵は)ずっと戦地にやっておくと精神的におかしくなっちゃうんだよね。だから、交代で戦争に行ってた。

 

朝鮮に行っているやつらと、日本の基地に待機しているやつらが順番になっていた。


朝鮮から(立川に)帰ってきたやつは、恐怖でボケて、精神的に変になっているのもいた。そういうのは「ああ、こいつボケてるな」と、見てすぐわかる。会計の時、日本人がごまかしても、気づかない。

 

戦地にいっている間の給料と危険手当がプールされているから、札束なんて財布に入りきらないくらい持っていた。札束をクリップで挟んでポケットに直接いれてた。


(立川基地から戦争に)行くのが怖いので、ヤケっぱちになって金を使いまくってた。19歳20歳の、田舎から出てきたような奴らが、もう生きて帰ってこれないかもしれないので、酒を飲んで、気に入りのパンパン(米兵相手の売春婦)に持っている金を全部やってしまう。金をもらったパンパンが、私の所に来て「ねえ、昨日、あたし、もらっちゃったよ」と報告してた。 

 

ずいぶん儲けた。立川は日本中から人が集まってきた。西部劇みたいだったんだから。儲けた人たちは、そのあと会社の名前を変えて、今は然関係ないような顔をしている。


以下、Korean Warの参考画像


昭和25年、朝鮮戦争の頃の日本のバー。*2


flickrから



マリリン・モンローの慰問