船で千葉の海水浴場へ

◼︎これは昭和初期の千葉県の北條を描いた漫画(館山のあたり)*1



絵の解説によると、千葉県の北條には「一高(現在の東京大学教養学部)、高等師範、その他多数の学校の水泳合宿所が軒を並べて」おり、「霊岸島から船がつくと」先に合宿所にきていた学生達が友達を出迎えに船まで泳いでやってきたそうです。


漫画の作者は、池部鈞(俳優 池部良のお父さん)です。ポイントはこの船が「霊岸島」からやってきているという点。



霊岸島」は、今の中央区の新川。今の新川には港の機能は感じられませんが、かつては千葉にいくなら霊岸島!みたいな感じがあったらしい。


◼︎みちくさ学会のサイトより霊岸島の住所表示板。すごく難しそうな漢字です。


◼︎獅子文六の随筆「ちんちん電車」にも霊岸島が出ていました。

昔、三崎や房州へ行くのに、東京から汽船に乗ったが、それは霊岸島というところで、港なんていうものはなかった。


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*1:昭和3年 現代漫画大観「日本巡り」より