- 作者: 山崎まどか
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/05/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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まぶしい話題がぎっしりの本です。特に印象的なのは「タイツをキュートに穿きたい」という章で、サマー・ドレスに黒いタイツをあわせる女優ズーイー・デシャネルや、フランス製のコットンタイツなどが紹介されています。その中で
海辺のリゾートならともかく、素足のまま夏の街で過ごすのは危険です。冷房でひどい思いをしたことが何度もあります。
と書かれていますが、これは、本当にそう思います!そして「素足のまま夏の街で過ごすのは危険です」という文が、いわゆる健康読本ではなくて、こういう本にスッと書かれているのがまた素敵なのです。
(夏の私たちって、知らない間に緯度が違うレベル*1の温度差を瞬間移動しているんです。冷えきった電車から灼熱のホームへ‥‥フライパンのような道路から冷えた屋内へ‥‥21世紀の夏、丸腰の外出は避けたいですね!)
■「自分」整理術 好きなものを100に絞ってみるは、「タイツをキュートに穿きたい」の次のページが「古本屋で獅子文六を探す楽しみ」なのも嬉しい!
獅子文六といえば、「但馬太郎治伝」は日本女性の洋装の歴史・健康・体質について考えるのにピッタリの本かもしれません。みなさまにもぜひ読んでいただきたいです→id:NARASIGE:20090506
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