終戦から10年

新築ソックリさん

お友達に「1970年代に出来たビルのふりをしているが、実は戦前に建てられたビル=数寄屋橋のモザイク阪急」の話をしていたら、「新築ソックリさん」という概念…を教えていただきました。 かつてナンシー関が「うしろ髪の長い髪型にジャンボ(尾崎)カットとい…

日比谷の無印カフェの場所には…

■現在、日比谷の宝塚劇場(アーニーパイルシアター)向かいにあるCafe&MealMUJI日比谷の場所には、ちょうど、進駐軍のカマボコ兵舎がありました。 *1 ■で、そんなカマボコ型建造物内部のバリエーションをご紹介します。 1.カマボコの中が、床屋…

数寄屋橋阪急(マツダビル)

左の大きなビルは数寄屋橋阪急(極東空軍宿舎*1)。右手は現在のマリオン。 【関連話題】 数寄屋橋阪急に「泊まった」人の話 拡大画像 今の阪急と、かつてのビルの姿をわかりやすく比較しているブログはこちら! *1:参考/「MPのジープから見た占領下の東京」

末端から、コンニチハ

■お洒落な人は、毛先や、爪、靴など先端まで注意がゆきとどいているそうですねー ヒトの生命力も、やはり末端にあらわれがち。例えば、“一高生の紅い独活のような脚”(森茉莉)とかね。 末端って、あなどれません…。 戦時中、ある航空技師*1はアメリカの一般…

「カラー写真を見る夕べ」

「昭和20年代のカラー写真を見る夕べ」 ぜひお越しください!会場が広いので特に予約はいりません。 ■8月17日(水)19時〜20時30分(18時45分開場) ■場所は京橋区民館3階 6号室(入り口に、「着物部屋」という表示が出ていると思います。) 銀座線京橋駅 徒歩…

空から父が降ってくる

■「母たちの島」(ジュディ・バドニッツ 岸本 佐知子訳)を読みました。 ある島に、敵国の兵士たちがパラシュートでいっせいに降りてきて、島の女に恋をします。彼らは、来たときと同様、急に去っていく。島の女の腹は大きくなり、母親とは似ていない子ども…

基地の町と、ヨガ

いま、ヨガはとってもお洒落な印象ですが、昭和の時代のヨガというとこの方が有名だったようです。 著者は大変な虚弱体質でしたが、ヨガをすることで苦しみから解放された人。彼女が、“ヨガの人”になる前は、小説家でした。昭和28年の芥川賞候補にもなってい…

平たい顔族の熱狂

1966年・1967年というのは、ハーフのモデル等が怒濤のごとくCMに起用されるようになった、ちょうど節目の時期。 敗戦後、占領下の日本に生まれた多くの赤ちゃん達は、1966年から1967年にかけて、彫りの深ーい、手足の長ーい少年少女に成長し、資生堂のCMなど…

空いてる車両に乗る、裏ワザ(女性限定)

かつては連合軍専用車両があり、日本人車両との差が極端でした。これは超満員の日本人車両と、ゆったり快適な連合軍専用車両の図。「どちらも人である」という皮肉な文字が入っています。(この本から) この、空いていて快適そうな車両に日本人は乗れません…

青春怪談

Romantic au go! go!さんのつぶやきで知った「青春怪談」(獅子文六 1955)を、観に行きました! 敗戦から9年目に新聞に連載され、翌年、映画化された作品です。 そんな時期にピカピカの電化製品が溢れかえっている宇津井健のお家(大きな病院の息子)は、当…

スクールバス 外から見るか?内から見るか?

敗戦から5年の昭和25年(1950)の「装苑」に、アメリカン・スクールのファッションを参考にしようという特集がありました。 敗戦国の国民にとって、戦勝国の少年少女の何気ない装いがどれだけ輝いて見えたかが、痛いほどわかる特集です。 この雑誌には同時に…

死とお洒落CM

10年ほど前、近所の豪邸に住む高齢の女性と知り合う機会がありました。 かつて“お店”をやっていたというだけあって、超しっかり者でした。腰が痛い、痛いと言いつつ、シャルル・ジョルダンのハイヒールを履いていた。頻繁にエステに通っていて顔のシワは、ゼ…

不安とキモノ その2

「きもののすべて」(昭和40年)は、敗戦前後の空白の10年に着物の知識をすっかり失ってしまった日本女性、着物に不安を抱く昭和40年の母娘に向けた本です。挿絵はいわさきちひろ。 しかし大正7年生のいわさきちひろさんは、シロウトさん風と、クロウトさん…

不安とキモノ  その1

■10年ほど前、着物のサイトを作っていた私ですが、いつの間にかブログが敗戦直後カテゴリーだらけになっています。 「キモノのしきたり」に、すごく疑問を持っていたら、自然と敗戦直後が気になるようになってしまったんですよー。不思議ですね! ■さて〜「…

お隣さんを探す

知り合いの方のツイートに 「自国のヤバい事知りたかったら、自国の隣の隣くらいの国の報道をあたると良い」みたいなこと言ってたの誰だったっけ… とありました。 これと、ちょっぴり似たことを実感したことがあります。 私の住むT市の過去(U.S. Air Force…

芸者district(芸者地区?)

district9は、第9地区。芸者districtは芸者地区? 昭和21年、「Geisha district」と進駐軍です。 奥の戸の上に、白いペンキで「VD OFF LIMITS」と書かれています。(VD=venereal disease=性病) 拡大すると写真手前にも「OFF LIMITS」(立ち入り禁止)の文字…

美しい着物と少女たち【カラー写真】、だけど。

とっても鮮やかな着物と、沖縄のガールズ(Oki Girls) だけど、だけど、だけど。 背景に進駐軍のカマボコ型建物。 敗戦間もない時代、この華やいだ大量の着物は、一体どこから…… 小沢昭一の本に、敗戦直後、ある特殊な「目的」のためにつくられた団体が、東…

銀座と、売○

吉田豪さんのポッドキャスト/穂積隆信(積木くずしパパ)の回は、朝鮮戦争当時の有楽町・銀座あたりの話がサラッと出てきます。www.nicovideo.jp 要約してみますね。 朝鮮戦争の頃、穂積隆信氏は進駐軍の将校倶楽部でボーイをしていた。 「将校倶楽部」とい…

聖地の光と影

私の近所の町は、人気マンガの舞台になっています。 イエスとブッダ・・・・「聖人男子」2人が活躍する、ほのぼの漫画です。 町の書店には等身大の看板に“お求めはぜひ、「聖地」で!”みたいに書かれているし、公共施設のイラストマップにも“聖人男子2人が遊…

すてきな上書き

■アニメ会の『ヲタめし!』で、“アニメは青春の上書き。本当の青春の記憶は消去。クシャッ!と完全に消去。”というようなことが語られていました。 ■昭和にヒットした様々な歌や小説も、日本の辛かった過去を鮮やかに上書きしてくれたんじゃないかなー。 思…

女性たち

焼け野原の貧し〜い国に、純白の制服もまぶしい・ピチピチに栄養状態の良い・お小遣いをいっぱい*1持った♂の群れがあらわれた日にゃあ… 横浜。(吉村昭氏は兵士のプリプリしたお尻を見て、進駐軍の豊かな栄養事情を思い知らされたそうです。当時の日本男性は…

文教の森ガール

■近所の町Kのマンション広告は、いつも気恥ずかしいほど美しい街並みを強調してきます。有名大学構内に広がる「森」の緑を強調したこういう広告とか。 しかしK町のこの大学構内の「森」では、敗戦間もない頃、ある種の“ガール”達(pan pan girls・兵士相手の…

裸と、ネクタイと。

お台場の半裸少年達。*1「浮浪児は、モク拾いやクツ磨きで生活していた。“狩り込み”で収容施設に入れても脱走者が多かった」(昭和20年頃) で、上の写真の少年達が10歳前後として……下は彼らが30歳男子となる頃のメンズクラブ/昭和42年。差が大きすぎー。な…

お上品を勝ち取る

とっても、とっても、上品な学園都市K。 しかし文教地区のK町にも、かつてはパン◯ンと米兵のためのホテルや酒場がありました。*1(本当。1950年代。) すぐ隣町が基地の町だったため(id:NARASIGE:20091215)、GIと「街の女」「基地の女」達がK町にも流れ…

ストレートヘアーへの憧れ

町山さんのTBSラジオ「キラ★キラ」、クリス・ロック監督主演のドキュメンタリー映画「グッド・ヘアー」。 アフリカ系アメリカ女性のストレート・ヘアーの背後に、大きなお金が動いている様子など。 ■敗戦後の日本にも、縮れ毛で悩む人たちがいました。「…

銀座のお風呂「東京温泉」

1951年のLIFEの写真(LIFEの引用元のページが消えてしまったようです)お洒落な銀座、の歴史紹介に、まず出てこないタイプのお風呂画像です。場所は銀座6丁目。松坂屋の裏手あたりです。 建物の全貌はこちらのブログが詳しいです。 この施設が出来たのは1949…

ニベアフォーMENですか

シェーブクリームのおかげで、すべすべのボク。婦人部隊(WAC)のお姉さまに頬ずりしてもらった……的な広告でしょうか。 なんとも言えないのは、この広告が、昭和20年(1945)の10月のOur Navyという雑誌に掲載されているという点です(;´д` ) 余裕のゆう…

カタカナご飯

松本隆の「微熱少年」。1960年代の都会の青春。 「固いフランス・パンを四つに割ってかじりながら、簡単なディナーにした。」 「浅井は、チョコレート・シェイクとハンバーグ・ステーキを、ぼくはルート・ビアーとペッパー・ステーキを注文した。」 このよう…

うなじゼロ着物

着物といえば、う・な・じ。というイメージがありますが、 こちらはキッチキチの襟元を、さらにパーマの髪で覆って、うなじ露出ゼロ。 (「暮らしの手帖を通してみた戦後の3年間 なんにもなかったあの頃」*1より) ↓こういうむちゃくちゃな時代の中で、アタ…

ローラ・インガルスの声

斉藤美奈子氏の本に、大草原の小さな家のローラ(メリッサ・ギルバート)の英語の声は意外に低い、など、日本語吹き替え全般が可愛すぎる件が出ていました。 これは、‘ローラの声は実は低かった’を思わせる写真*1です。着物=木村多江、ではない、という現実…